媒介
皆さんは「媒介」という言葉をご存知でしょうか。
「ばいかい」という読み方は知っているかもしれませんね。
この言葉が最もよく使われるのは不動産業だと思われます。
今回は「媒介」という言葉について詳しく解説します。
媒介の意味とは
媒介とは「二つの物の間にあって、両者の関係の仲立ちとなるもの」という意味です。
読み方は「ばいかい」です。
植物の中で、花粉を蜂などの虫の体に付着させて運搬してもらい受粉するという種類は多くあります。
この場合、蜂は花粉を媒介している「媒介者」となります。
また、蚊が複数の人の血を吸うことで伝染病を広める役割となることもありますが、この場合も蚊が伝染病の「媒介者」であるということになります。
不動産業においては、売り手または貸し手である大家と直接契約をすることで買い手または借り手との仲立ちをする「媒介業者」が存在します。
直接契約であることから、依頼主である大家との密なやり取りが可能となるなどのメリットがあります。
特に、依頼主が他の業者と媒介契約をすることができない「専任媒介」という制度は強力で、専任媒介をした媒介業者は、契約が成立すれば確実に媒介手数料を得ることができます。
同じような使い方をする言葉に「仲介」があります。
不動産業には「媒介業者」の他に「仲介業者」が存在し、契約形態が異なりますが大まかな役割は同じです。
媒介の使い方・例文
- 虫が媒介する伝染病として最も有名なのはマラリアである。
- 所通している物件を人に貸そうと思い、媒介業者を探すことになった。