スナップ写真
皆さんは「スナップ写真」という言葉をご存知でしょうか。
スマートフォンの普及によって、誰でも好きな時に写真を撮ることができるようになっています。
皆さんのスマホの写真データにもきっと入っている、「スナップ写真」という言葉について詳しく解説します。
スナップ写真の意味とは
スナップ写真とは「瞬間的に、見たそのままを撮影した写真」という意味です。
正確には「スナップショット」といいますが、こちらは「散弾銃を腰辺りに構え、猟犬が追い立てた鳥の群れなどを広範囲に仕留める技」という狩猟用語でもあります。
「スナップ」という略称もあります。
三脚や照明などの撮影機材を用意して撮った写真ではなく、何気なくカメラを構えて撮った日常の情景、といったニュアンスです。
被写体が人物の場合でも、カメラを意識しない自然な動作や表情を切り取った写真の美しさが評価されるのがスナップ写真というジャンルです。
プロのカメラマンに限らず、一般の人々も気軽に撮れる写真であることから、広い人気を集めています。
しかし被写体となる人があらかじめカメラの存在を認知している場合は、そのような写真を撮るのは難しくなってしまいます。
そのため人物を対象としたスナップ写真の撮影方法は、街頭や公園などで偶然目についた人を相手に断らずに撮影するのが最も良いということになります。
この撮影方法は場合によってはトラブルになることも多く、肖像権などとの兼ね合いをどうするかということがカメラマンに課せられた課題と言えます。