幸先詣
「幸先詣」という言葉について解説します。
みなさんはこの幸先詣という言葉を見聞きしたことがあるでしょうか。
パっと見字面を見ると今までの生活の中のどこかで見ていそうな気もしそうですが、昔からある言葉ではないようです。
そのため、初めて見たという方も多くいらっしゃるかもしれません。
ここではそんな「幸先詣」という言葉について、意味や読み方・使い方を詳しく紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき整理・理解してみてください。
幸先詣(さいさきもうで)の意味とは
幸先詣(読み方・さいさきもうで)とは「コロナ禍における初詣の形態の一つ。年内に神様への今年一年間の感謝をして、新たな年のご加護を願うというもの。初詣の密を避けて新年の幸を先に戴くということから名付けられた」といった意味の言葉となります。
江戸時代からある言葉と言われても信じてしまいそうですが、なんとこの幸先詣という言葉は2020年製のピカピカの言葉です。
新型コロナウイルスの流行を受けて考え出された苦肉の策といったところかもしれません。
初詣はみなさんご存知の通り、密になります。密室ではないですが密接具合が半端ではありません。そのことから蜜を避けるために初詣の人出を分散させたい社寺側から提唱されました。
とはいえ、初詣は新年でなくてもいい。年内でも大丈夫。というのは、日本の神様はフレキシブルに対応してくれるものですね。
幸先詣を行った主な社寺
- 玉前神社
- 成田山新勝寺
- 菊田神社
- 埴生神社
- 春日大社
- 近江神宮
- 深大寺