あどけない
皆さんは「あどけない」という言葉をご存知でしょうか。
小さい子の無邪気さ、かわいらしさを表した言葉です。
子供と接するのが好きな人は、その「あどけなさ」を何よりの魅力と思っていますね。
今回は「あどけない」という言葉について詳しく解説します。
あどけないの意味とは
あどけないとは「無邪気でかわいい。純真で愛らしい。」という意味です。
幼い子供の言動のかわいらしさを褒める言葉である、と覚えておけば問題ありません。
もともとは「子供っぽい、たわいもない」という意味の言葉「あどなし」に「気(け)」が混じったことから生まれた形のようです。
「あどなし」は「あどけない」と違って必ずしも誉め言葉ではなく、「大人げない」という意味にも使われることがあります。
「あどなし」という言葉の語源をさらに探ると「跡無し」などの説もありますが、はっきりとは定まらないようです。
現状の解釈では「あどなし」で一つの言葉であって、「あど」に否定の「無し」が付いた形ではないということになります。
同じように、「あどけない」とは「あどけ無い」「『あどけ』というものが存在しない」という意味ではありません。
だとすると「気(け)」は単語の途中に挟まっているというおかしな状態になるのですが、これは似た意味の言葉である「いとけない」などと混同した結果ではないかと言われています。
あどけないの使い方・例文
- 幼い姪のあどけなさを見ていると、心が和む。
- 子供が公園で拾い集めたドングリを、あどけない仕草で見せてくれた。