「便宜を図る」の意味とは?意味や使い方を解説!

「便宜を図る」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「便宜を図る」について解説します。

目次

  1. 便宜を図る
  2. 便宜を図るの意味とは
  3. 便宜を図るを使った文章・例

便宜を図る

皆さんは「便宜を図る」という言葉をご存知でしょうか。

この言葉にあまり良くないイメージを持っている方もいるかもしれません。
実際はどうなのか、詳しく解説します。

便宜を図るの意味とは

便宜を図るとは「相手にとって利益になるよう特別に計らうこと」という意味です。
読み方は「べんぎをはかる」です。

「便宜」とは「都合の良いこと」という意味です。
読み方は「べんぎ」ですが、あまり使われていない「びんぎ」という読み方もあります。

何かをしてもらうことへのお礼として「便宜を図る」こともあれば、「便宜を図る」見返りとして相手に何かをしてもらうということもあります。

政治家の汚職や公務員の職権濫用といった背徳行為や犯罪行為の一環として使われることが多い言葉ですが、本来の意味においては善悪に関わるものではありません。
あくまでも「相手の利益になるように計らう」行為を指すものであって、その行為に犯罪性の有無は関係ありません。
たとえば著名人を招いてイベントをするにあたって主催者側が交通手段を手配したというものであっても、「便宜を図る」行為として成立します。

しかし日常生活では犯罪行為にまつわる場面で聞くことが多い言葉なので、「便宜を図る」という言葉に対してネガティブなイメージを持つ人が少なくありません。
良い意味で使いたいときには「お気遣いいただいた」などのように言い回しを変えたほうが無難かもしれませんね。

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便宜を図るを使った文章・例

  1. 就職を希望している企業に親戚が働いているのだが、都合よく便宜を図ってくれないだろうか。
  2. 知人が取引先の上層部に便宜を図ることで、条件の良い仕事を回してもらっているらしい。

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