「衷心」の意味とは?意味や使い方を解説!

「衷心」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「衷心」について解説します。

目次

  1. 衷心
  2. 衷心の意味とは
  3. 衷心を使った文章・例

衷心

皆さんは「衷心」という言葉をご存知でしょうか。

日常生活ではあまり馴染みがありませんが、フォーマルな場所では目にすることがあります。
しかし言葉自体を知っている人でも、意味を勘違いしがちです。

今回は「衷心」という言葉について詳しく解説します。

衷心の意味とは

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衷心とは「心の中。心の奥底。本当の気持ち。まごころ。」という意味です。
読み方は「ちゅうしん」です。

「衷心よりお悔やみ申し上げる」のように葬儀の場などで使うことが多く、また「衷」という漢字が「哀悼」の「哀」に似ていることから、意味を「悲しい気持ち」であると誤って認識している人が少なくない言葉です。

「衷」という漢字は「真ん中」「偏りが無い」という意味です。
すなわち、「衷心」で「心の真ん中」という意味なのです。
この漢字を使った他の熟語の例として「折衷」という言葉が挙げられます。複数の要素のバランスをとってまとめる、いいところを取って一つに合わせるといった意味を持つ言葉です。

似た意味の言葉に「衷情」があります。
読み方は「ちゅうじょう」で、意味は「嘘偽りのない、本当の心のうち」です。
「衷心」は心の中という「場所」を表すこともありますが、「衷情」は特に「感情」を表すことに特化しているという違いがあります。
たとえば心からの言葉を口にするという文章を書く場合、「衷心」を使うと上記のように「衷心より申し上げる」となります。他方「衷情」の場合は「衷情を訴える」となります。

衷心を使った文章・例

  1. 故人には生前、大変にお世話になりました。衷心より哀悼の意を表します。
  2. 恩師が結婚50周年を迎えたと聞き、衷心よりお慶びを申し上げた。

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