柔軟
「柔軟(じゅうなん)」という言葉の意味について解説します。
「柔軟体操」や「柔軟な発想」という形で使われるこの言葉、みなさんもよくご存じかと思います。今回はそんな「柔軟」をより詳しく解説していきます。
柔軟の意味とは
柔軟とは、「やわらかく、しなやかなこと」を意味します。
小学校や中学校などの体育では欠かさず柔軟体操を行いますし、健康への意識の高まりから、肩甲骨や股関節の柔軟性をアップする運動が注目され、手軽にできる様々な柔軟体操が生まれたことでもよく知られていますね。
また「柔軟な発想」という言葉にもある通り、身体や物だけではなく、考え方などの柔らかさを意味するときにも用いられます。
慣用音として「にゅうなん」と読んでも間違いではなく、むしろ仏教などでは「にゅうなん」が正式な読み方とされています。
柔軟の類語・対義語・英語
類語・対義語
似ている意味の言葉に、
・弾力(だんりょく)
・融通(ゆうづう)
などがあります。
また反対の意味の言葉には、
・強硬(きょうこう)
などがあります。
英語
よく柔軟体操のことを「ストレッチ」といいますが、「stretch」は「伸びる」を意味するため、ストレッチ=柔らかいなのかというと、少し違います。
柔軟は英語で「flexible」となり、ライトやカメラなどを固定するアームなどの性能を「フレキシブル」とうたっているのがこれにあたります。
では洗濯に使う柔軟剤は「flexible detergent」になるのかといえば、もっと簡単です。柔軟剤は「softener」といい、ボトルに大きく「フレグランスソフナー」と記載されているものもありますので注目して見てみましょう。
柔軟を使った文章・例文
〈例文〉
- 子どもたちの柔軟な発想にヒントを得た。
- 柔軟性がないとケガをしやすくなるので、毎日欠かさずストレッチをすべきだ。
- 必死にボールを追ったが、股関節の柔軟が足りず、足を開いた拍子に痛めてしまった。