足元を見る
「足元を見る(あしもとをみる)」って、色々な場面で使われる、定着した言葉です。古くからある言葉で、一般的に「相手の弱みにつけこむ」というような使い方をします。
「足元を見る」の意味を理解すれば、弱みにつけこまれないように、少しおしゃれに気を遣うようになるかもしれませんね。今回は、「足元を見る」について、ご説明します。
足元を見るの意味とは
「足元を見る(あしもとをみる)」という意味は、「人の弱みを見抜き、それにつけこむこと」です。
足元を見た方は、”してやったり”と鼻高々な姿をイメージできます。
一方足元を見られた方は、「事態を見透かされ、相手の言いなりに操られてしまう」という何だか情けない情景が目に浮かんできますね。
足元を見るの由来・語源
そもそも、「足元を見る」の由来や語源ってどこから来ているのでしょう。
今でこそ自動車や公共交通機関が発達し、歩くことが少なくなりましたが、昔の旅行者は、自分の足で歩いて行動をしていました。そこから、駕籠かきや馬方という、人を運ぶということを、職業にする人が出てきたのです。
その人たちは、旅人の足元を見て、疲れ具合を判断し、料金を吹っ掛けていたそうです。これが、語源になりました。
疲れている時って誰だって、少しくらい高額のお金を払っても楽をしたいと思うものですよね。その、「人の弱みにつけこむ」という、いただけない話が由来になっています。
また、「足元を見る」の類語には「足元につけこむ」という言葉もあります。
足元を見るを使った文章・例文
「足元を見る」の例文
- 足元を見られてしまい、安く買いたたかれた。
- 人の足元を見るばかりではなく、先を見ることも大事だよ!