下らない
「下らない(くだらない)」という言葉を、語源や由来、対義語や英語を通しながらその意味を解説します。
一般的に下らないという言葉が使われる場合は、「取るに足りない」というような意味で使われるます。「下回らない」というような意味で使われる時もありますが、ここでは主に「取るに足りない」という意味の方を説明します。
ちなみに、漢字で下らないと表記すると、下りるなどの意味の下らないと一瞬分かりにくいため、漢字を使わずに「くだらない」と表記分けすることもあるようです。
下らないの意味とは
下らないの意味は「どうでもいい」「つまらない」「取るに足りない」「馬鹿馬鹿しい」となります。
芸人さんなどの間では一種の誉め言葉のように使われることもありますが、一般的にあまりいい意味で使われることは少ない言葉です。
ちなみに「人数は100は下らない」と使っている際の意味は「下回らない」「(下になることはない、つまり)上回る」となります。
下らないの英語
下らないの英語は
- worthless
- rubbishy
- trashy
- senceless
下らないの対義語
下らないの対義語は、下らないという言葉が「取るに足らない」や「つまらない」などの意味をもつことから
- 面白い
- 興味深い
- 素晴らしい
- 立派
下らないの語源・由来
元々、下るには「通じる」という意味もあり、それを「ない」で否定しているので「通じない」「筋が通らない」「意味がない」などの意味になり、それが転じて「取るに足らない」「馬鹿馬鹿しい」となったと言われています。
他にも諸説あり、当時の酒造りの本場上方(関西)から江戸(関東)に送られた酒を下り酒と呼び、逆に品質の悪い江戸の酒を下らぬ酒と呼んでいたことからとする説や、米作りを伝えた百済人と百済人ではない人を分ける言い方(くだらぬ人)から来たと説などがあります。
下らないの使い方・例文
- 下らない人たちとばかり付き合う
- 下らない単純なミスを犯してしまった。
- あの政策の中身はあまりにも下らない。