暗中模索
「暗中模索(あんちゅうもさく)」という言葉の意味について解説します。
基本的に前向きな言葉として用いられる言葉ですが、意外にもネガティブなワードだと思っている方も少なくないようです。その理由や具体的な意味を詳しく解説していきますので、この機会に正しい意味を理解しておきましょう。
暗中模索の意味とは
暗中模索とは、「正解の糸口がないまま、あれこれと試すこと」を意味します。
企画やプラン、トレーニングなど様々なものの方針・方法を決めるときに、全くの手探り状態にあることを意味する言葉です。「暗中」にあっても「模索」していく姿勢を指すことから、停滞を意味すると同時に、努力や健闘という意味でも用いられます。
「模索」しても「暗中」のままや、「模索」していくことで「暗中」に入ってしまった、という意味に捉えられることもあるようですが、前述したように、基本的には前向きな姿勢を意味する言葉です。
暗中模索の類語
似ている意味の言葉に、「五里霧中(ごりむちゅう)」があります。「暗中模索」とほぼ同様の使われ方をしますが、「五里霧中」の方は主に手探りな状態そのものだけを指すときに用いられます。
反対の意味に近い言葉に「一目瞭然(いちもくりょうぜん)」などが挙げられます。
暗中模索を使った文章・例文
〈例文〉
- 暗中模索してようやくトレーニングの方向性が掴めた。
- 一度決まった企画の変更を言い渡され、暗中模索する羽目になった。
- 若い頃から暗中模索が苦手で、分からなくなるとすぐに投げ出してしまう。