伝家の宝刀
「伝家の宝刀(でんかのほうとう)」という言葉をご存じでしょうか?
覚えておくと便利な言葉ですよ。
ここでは、「伝家の宝刀」の意味や類義語、使い方について詳しく解説していきたいと思います。
伝家の宝刀とは
「伝家の宝刀」とは、「ここぞという時にしか使わない、とっておきの切り札」という意味があります。
「伝家の宝刀を抜く」という形で使えば、奥の手や切り札を使用するという意味になります。
「伝家の宝刀」とは、元々は代々伝わる家宝の名刀という意味でした。刀は、使用する度に刃こぼれをしてしまいます。そして何度も研がれるので、刃は薄くなり脆くなっていきます。代々伝わる家宝の名刀は、大事に扱われてきて、あまり使用されることはありません。その名刀を抜く時というのは、いざという時にしか抜かないことから奥の手や切り札という意味になりました。
「伝家の宝刀」は、よく勝利した時に使用される言葉ですが、勝敗は関係なく使用できる言葉です。あくまでも切り札という意味なので、負けたとしても使うことができます。
伝家の宝刀の類義語
「伝家の宝刀」の類義語には、このようなものがあります。
・秘密兵器
・リーサルウェポン
・ワイルドカード
全てここぞという時にしか使わない奥の手や切り札を指す言葉です。
伝家の宝刀の英語
「伝家の宝刀」を英語にすると、「one's last resort」となります。resortには、他に手段がなく最後に頼ることができるを頼るという意味があります。そして、lastと繋げることにより、最後の手段ということを強調しています。
伝家の宝刀の使い方・例文
1.追い詰められたので、伝家の宝刀を抜く。
2.衆議院の解散は、総理大臣の伝家の宝刀の宝刀だ。