猫の額
「猫の額(ねこのひたい)」の意味や使い方について解説します。
犬などとともに、古くから人間と深い係わりを持つ「猫」は、ことわざや慣用句にもよく登場しています。
今回は、そんな猫が登場することわざの一つ「猫の額」について解説しますので、どうぞ最後までご覧くださいね。
さて、人間と猫の係わりは、古代エジプトが始まりとされています。
当時、鼠(ねずみ)の被害対策として、リビアネコ(ヨーロッパヤマネコ)を飼育し、家畜化したとされており、神聖なものとして扱われていました。
そのため、ミイラとして祭られたものも残っているそうです。
在来種の和ネコは、奈良時代に中国から渡来したとされています。
豆知識として活用してみてくださいね。
猫の額の意味とは
猫の額の意味とは、「土地などの面積が非常に狭い様子」になります。
「猫の額ほどの庭」などとよく表現されますが、これは、猫の額が、どこからが額か判別するのも難しく、あるかないか分からないほど狭い、というところからきているようです。
猫の額の類義語
猫の額の類義語をご紹介しましょう。
- 「尺寸の地(せきすんのち)または(しゃくすんのち)」
- 「弾丸黒子の地」(だんがんこくしのち)
猫の額の使い方・例文
- 子どもたちは、猫の額ほどの公園でも楽しそうに遊んでいる。
- 猫の額ほどの土地だが、両親にとっては愛着のある土地だ。
- 夢のマイホームには猫の額ほどの庭しかないが、それでも嬉しいものだ。