五月蝿い
「五月蠅い(うるさい)」という言葉の意味について解説します。
この漢字を見てすぐに読める方はどの位いるのだろうか。それに読み方と漢字の意味がどう繋がっているのかも疑問に思ってしまいます。
この「五月蠅い」の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
五月蝿いの意味とは
五月蠅いとは「物音が大きすぎて耳障りである」「やかましい」「面倒くさくて、いやだ。やりきれない」「物事に対して見識を持っていて、細かいところまで気にする」「わざとらしくて、嫌みだ」「技芸が優れている」という意味になります。
読み方は「うるさい」です。
「煩い(うるさ)い」という漢字を使うこともありますが、一般的には「うるさい」と書くのが当たり前のようになっています。
五月蝿いの類語
<類語>
「煩わしい」「面倒くさい」「やかましい」「ややこしい」
「騒がしい」「喧噪」「騒然」「騒々しい」
「いまいましい」
五月蝿いの語源
五月に飛ぶハエはとてもうるさいということから当てられた当て字です。
「心」を意味する「うら(うる)」+「狭い」を意味する「さし」が語源のようです。
確かに心に余裕がなくなると、どんな音や声でもうるさいと感じてしまうものですから、人の心理と漢字をうまく当てはめたように思えます。
五月蝿いを使った文章・例文
<例文>
- この場所にいる時は、五月蠅くならないようにしていて。
- これ以上五月蠅いと頭が痛くなる。
- これは相当な年代物だよ。古美術品には五月蠅いから。
- こんな物音でも五月蠅いと思うのだから、余程精神的に参っているのだろう。