最初はグー
じゃんけんの掛け声として全国的に使われている「最初はグー」。
皆さんも子供のころから何も疑問に思わず使っている掛け声じゃないでしょうか。今回はこの最初はグーの意外な起源などをご紹介します。
最初はグーとは
最初はグーとは言わずと知れた「じゃんけんの掛け声」ですよね。
じゃんけんで勝負を決めるとき、みんなのタイミングを合わせる為に【最初はグ―、じゃんけん ポン!】というように掛け声に合わせてグー・チョキ・パーを出します。
あいこの時は【あいこでしょ!】が一般的ですね。じゃんけんの掛け声は地域によっていろいろあるようなので調べてみると面白いかもしれません。
最初がグーを英語で言うと?
では、英語でじゃんけんをするとき、掛け声は何というのでしょうか?
もちろん地域によって使い方は違うところもありますが、英語圏では一般的に、「ロック・シザーズ・ペーパー、ワン・ツー・スリー!」といってじゃんけんをします。
ロック・シザーズ・ペーパーは日本語で言うグー・チョキ・パーと同じです。それぞれ【石・ハサミ・紙】となっていて、勝ち負けも日本のものと同じです。
あいこのときは日本のように掛け声はなく、もう一度「ロック・シザーズ・ペーパー」と言って勝敗がつくまで続けます。
最初はグーの起源
「最初がグー」を広めたのは実は志村けんさんだと知っていましたか?
きっかけは、志村けんさんがプライベートでお酒を飲んでいて、お会計をじゃんけんで決めようとなったときだそうです。みんな酔っていてなかなかタイミングが合わない。そこで志村けんさんが「最初はグーだよ!」といって掛け声をかけて始めたところ、みんなのタイミングが合ったということです。
全国に広まるきっかけとなったのは、テレビ番組「8時だヨ!全員集合」。その番組のコント中で使われ、自然と定着していったとか。コント中のセリフでは「最初はグ―、またまたグー、いかりや長介頭はパー、正義は勝つ、じゃんけんポン!」といういう感じで使われていたようです。確かに子どものころ、「またまたグー」というひっかけのような掛け声をかける人はいた記憶があります。実はコントから来ていたんですね。