一年の計は元旦にあり
「一年の計は元旦にあり」という言葉、みなさんは実践していますか?
新年が来るたびにどこかしらで使われることわざのため、毎年聞いて耳がタコになっているという方や、進んで使っているという方もいらっしゃるかもしれません。この記事では意味や由来、そして「計」とは何を指すのか、詳しく解説していきます。
一年の計は元旦にありの意味とは
一年の計は元旦にありとは、「その年の目標は元旦に決めるのが良い」という意味になります。
元旦とは1月1日の午前中のことなので、新年が明けたら一日が半分を過ぎる前にその年の目標と、それを達成するための計画を立てるのが良いということです。本来は「一日の計は朝にあり 一年の計は元旦にあり」となり、とにかく計画を立てるなら朝ということわざなのが分かります。
一年の計は元旦にありの由来とは
由来には有力な説が二つあり、一つは中国の行事をまとめた月令広義(げつりょうこうぎ)の中にある四計という記述から来たというもの。もう一つは毛利元就(もとなり)が言ったとされている説の二つがあります。
月令広義は16世紀後半から17世紀の中頃にかけて書かれたとされています。また毛利元就が生きたのは1497年から1571年までですので、年代としては毛利元就の方が先ではありますが、どちらが由来なのか定かではありません。
一年の計は元旦にありを使った文章・例文
〈例文〉
- 学生時代は毎年のように「一年の計は元旦にあり」と言われていたのに、今になってその重要性に気がついた。
- 一年の計は元旦にありで、初詣から帰ってすぐに計画を練り始めた。