仕出かす
皆さんは「仕出かす」という言葉をご存知でしょうか。
何かを「やらかした」人に対して使われているイメージがある言葉ですね。
信じられない失敗をしたり、予想もつかないことをやってのけてしまったりしたことに対して使うものです。
今回は「仕出かす」という言葉について詳しく解説します。
仕出かすの意味とは
仕出かすとは「普通では考えられないほどのことをやらかす。思いもよらないほどひどい失敗をする。」という意味です。
読み方は「しでかす」です。
「為出かす」とも書きます。
「なんてことを仕出かしたんだ」「とんでもない失敗を仕出かした」などのように使います。
しかし、「失敗をすることだけを指すとは限らない」「悪いことだけを指すとは限らない」という点に注意が必要です。
現在はそういった用途で使われるのが圧倒的に多いので「想像を超えるほどの大きなことをやらかす」ということに対する驚きの気持ちを表した言葉であり、それを非難する意図があるかどうかは文脈によります。
「仕出かす」という言葉の起源は、「やり遂げる、うまくやる」という意味の「でかす」という言葉に「する」という意味の接頭語「し」を加えたものです。
「でかす」は単体ではあまり見かけませんが、何かをやり遂げた人に「でかした」と声をかけると「よくやった」という意味になり、明確な褒め言葉であることが分かります。
仕出かすを使った文章・例
- 子供を放っておくと何を仕出かすか分からないので、常に目が離せない。
- 部下が取引先を巻き込んだ深刻なミスを仕出かした。