困窮
皆さんは「困窮」という言葉をご存知でしょうか。
ニュースなどでよく聞かれる言葉のため、「こんきゅう」という読み方や使い方など、何となく知っている方は多いかもしれません。
今回は「困窮」という言葉について詳しく解説します。
困窮の意味とは
困窮とは「困り果てること」「貧しさのために生活に苦しむこと」という意味です。
読み方は「こんきゅう」です。
「窮」という漢字は音読みが「きゅう」、訓読みは「きわまる」「きわめる」です。
意味は「きわめる。つきつめる。」「行き詰まる。身動きできない。」です。
一つ目の意味は「極める」「究める」と同様の良い意味で、本来の意味はこちらなのですが、現在その意味で使われている例はあまりありません。熟語としては「窮極(きゅうきょく)」「窮理(きゅうり)」などがありますが、それぞれ「究極」「究理」の方がよく使われています。
「窮」と「究」は読み方も意味も同じで、良い意味で使われているのが「究」、悪い意味で使われているのが「窮」であるという認識が一般的と言えるかもしれません。
「困窮」は「身動きが取れないほど困る」ということになりますが、主に「金銭的に困り生活が行き詰まる」状態を表しています。
それに対して、物理的もしくは精神的に追い詰められている状態を表す言葉は「窮地」といいます。
困窮の使い方・例文
- 友人の店は不況で売り上げが減っており、生活に困窮しているらしい。
- 社会情勢の変化によって、経済的困窮者が増えているらしい。