完徹
皆さんは「完徹」という言葉をご存知でしょうか。
「かんてつ」という読み方も、意味も知っているという方が多いのではないでしょうか?
若い人を中心に、よく使われている言葉です。
今回は「完徹」という言葉について詳しく解説します。
完徹の意味とは
完徹とは「夜の間、一睡もせずに翌日を迎えること。」という意味です。
読み方は「かんてつ」です。
「完全徹夜」の略で「完徹」です。
「完徹する」のように、動詞として使うことも多いです。
とはいっても、「徹夜」という言葉自体が「一睡もせずに夜を明かす」という意味なので、「完徹」との間にその意味するものの違いはありません。
しかし「完徹」は「完全に徹夜」なので、意味を強める、強調する意図で使われます。
なぜ「完徹」という言葉が使われるようになったかというと、「徹夜自慢」というものがあるからです。
人間にとって、睡眠は休息のために必要不可欠なものです。それゆえに徹夜をするには強い意志の力が不可欠であり、徹夜をやり遂げたというのは一種の自慢できる行為となり得るのです。
また仕事や試験勉強などは趣味と違って好きでやるものではないという意識の人が多いです。それを「徹夜」でやり通したということは、努力したというイメージによって称賛の対象となり得るのです。
徹夜を「完徹」と表現し強調するのは、自らの成果を誇示するためなのです。
完徹の使い方・例文
- 試験勉強が間に合わず、一夜漬けのために完徹した。
- オンラインゲームがあまりに楽しくて、気がついたら完徹していた。