「消息」とは?意味や使い方を解説します!

「消息」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「消息」について解説します。

目次

  1. 消息
  2. 消息の意味とは
  3. 消息の使い方・例文

消息

皆さんは「消息」という言葉をご存知でしょうか。

「しょうそく」という読み方は難しくありませんが、意味を勘違いしている人が多い言葉です。
実は悪い意味ではない、と知っている方はどのくらいいるでしょうか?

今回は「消息」という言葉について詳しく解説します。

消息の意味とは

消息とは「人や物事の、その時その時の有様。状況。」「状況や要件などを、手紙などで連絡すること」という意味です。
読み方は「しょうそく」です。

「消息する」と動詞の形になると、「連絡する」「手紙を出す」という意味になります。

現在では、二つ目の意味で使われていることが多いです。
それも「連絡が途絶える。行方が分からなくなる。」という意味の「消息を絶つ」という形で使われることが多いです。
漢字の構成を「息が消える」から「安否が分からなくなる」と解釈して悪い意味で取る人が多いですが、「消息」という言葉自体にネガティブなニュアンスはありません。

語源は、江戸時代後期の書物「貞丈雑記」に出てくる文章「他人の安否を問い、自分の用件を伝えて心の不安を消し息む」です。これは手紙を説明する文章で、「息む」は「やむ」と読み、「止める」という意味です。

つまり「消息」とは「安否が分からなくなる」のではなく、「(自分の現状を知らせて)相手の不安を消し止める」という意味なのです。
漢字の印象から受けるイメージが真逆なのが面白いですね。

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消息の使い方・例文

  1. 友人は昨日の電話を最後に消息を絶つことになるのだった。
  2. 先生は政界の消息について詳しく、授業中に時事ニュースの話をよくする。

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