大口を叩く
「大口を叩く」人というのは周囲に必ず一人か二人はいるものですよね。
そういった人を見て痛快な気分になったり、逆に嫌な気分になったりと、受け取り方は人それぞれ。
同じように使う人によって肯定されたり、場合によってはこの言葉が当てはまらなかったりと、なかなか線引きの難しい言葉です。
ここではそんな移ろいやすい「大口を叩く」の意味や使い方、類語や例文などをご紹介します。
大口を叩くの意味とは
大口を叩くとは、「身の丈にあっていない大きなことを言うこと」を意味します。
相撲で新入幕を果たしたばかりの力士が「いきなり優勝してみせる」と口にしたり、とんでもない実力差の相手に勝利宣言をしたりすれば、立派に大口を叩いていることになります。
1点注意したいのは、当然のようにできるという風に、確信的に大きなことを口にした際にこの言葉が当てはまるということです。
万年地区予選敗退の高校が甲子園出場を目指しても、これは単なる目標のためこの言葉は当たりません。
身の丈に合っていないことは確かですが、あくまでもできると確信しているときに用いる言葉です。
大口を叩くの類語
大口を叩くの類語には、
・ビッグマウス
・ホラ吹き
などがあります。
大口を叩くの使い方・例文
- 試合前には大口を叩いていたあいつも、試合が始まった途端に緊張で縮み上がっていた。
- 彼は周囲からただの大口を叩く奴だと言われているが、一向にそのビッグマウスをやめるつもりはないようだ。
- 偉そうな新人が、たった一人で全ての作業を終わらせてしまった。さすがに大口を叩くだけのことはある。