ホラ吹き
皆さんは、「ホラ吹き(ほらふき)」という言葉をご存知でしょうか。
日常的に使う表現ではありませんが、目にしたことのある人は多いと思います。
この記事では、「ホラ吹き」の意味と使い方、例文を解説させていただきます。
ホラ吹きの意味とは
「ホラ吹き」とは、「でたらめなこと」や「大袈裟なこと」という意味です。
よく「嘘つき」という意味で使う人がいますが、こちらは間違いですので、注意が必要です。
「ホラ吹き」の語源は、今でも神社などで見かけられる「法螺貝(ほらがい)」です。
法螺貝とは、山で修業をする行者が獣を追い払うために吹いたり、武将などが戦争の合図として吹く大きな音の鳴る貝のことです。
「法螺貝のように大きな音」が転じて、「大袈裟に物を言う」人のことを「ホラ吹き」と呼ぶようになりました。
また、「ホラ吹き」と「嘘つき」は類語ですが、厳密にこの二つは違います。
「ホラ吹き」とは、自分の話を面白く見せたり、場を盛り上げる為に大袈裟な話をすることです。事実を大袈裟に話すので、嘘つきとは違います。
対して「嘘つき」は「ありもしないことを言う」人を言います。ホラが人を傷付けない、不利益を生まないことに対して、嘘は人を傷つけるし不利益も生みます。
このことから、「ホラ吹き」の類語として挙げられる「嘘つき」とは違うことが分かると思います。

ホラ吹きの使い方・例文
ここで、「ホラ吹き(ほらふき)」を使った例文をご紹介します。
1.あの人はホラ吹きだから、話半分に聞いてあげて。
2.ホラ吹きと嘘つきは違うから、一緒にしたら失礼だよ。
3.お前の爺さんはホラ吹きとして村一番の笑い者だったよ。