盲亀の浮木
「盲亀の浮木(もうきのふぼく)」という言葉について解説します。
みなさんはこの「盲亀の浮木」という言葉を見聞きしたことはあるでしょうか。
日常においてあまり使われる機会が少ないので、初めて見たという方も多いかもしれません。
知らなくても困ることは少ないかもしれませんが、意味やこの言葉の背景を知ると、とても意味ある良い言葉なので押さえてみてはいかがでしょうか。
ここではそんな「盲亀の浮木」という言葉について意味や使い方を紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、整理・理解してみてください。

盲亀の浮木の意味とは
盲亀の浮木とは「会うことが極めて困難なことのたとえ」「めったにない幸運に巡りあることのたとえ」という意味を持つ言葉となっています。
漢字からだけではこの意味は想像がつかないと思いますので、ぜひ覚えてみてください。
盲亀の浮木とは、目の見えない亀が百年に一度海面に顔を出した時に、大海の海面に浮く木の穴に顔が入ること(極めて確立の低い困難な様子)を指しています。
それほどにまれなこと、難しいこと、幸運なことという仏教の教えからきている言葉です。
お釈迦様が、人間に生まれることは盲亀の浮木よりも難しいことだ。と弟子に説いたという話があるのですが、このお話は現代を生きる我々も心にとどめておくべきかもしれません。
ちなみに、盲亀の浮木の類語、代替になる言葉として「千載一遇」があります。あまり知られていませんが、この千載一遇という言葉も併せて覚えておくと良いでしょう。
盲亀の浮木を使った文章・例文
- 僕が彼女と出会えたこと、そのものが盲亀の浮木のようだ。