尻に火が付く
「尻に火が付く」という言葉の意味や使い方について解説します。
この「尻に火が付く」という言葉は、ある状況を比喩表現した言葉ですが、皆さんはご存知でしょうか。
あまり聞きなれない方もいるかもしれませんが、使用する場面は日常生活からビジネスの場まで幅広くあります。
よく「溜まっている仕事の納期が本日の午後だと気付き尻に火がつく」といった使い方をします。
物事が差し迫り慌てふためいているような状況を表す言葉になります。
今回は、そんな「尻に火が付く」について詳しく解説します。
この機会にしっかりと理解していきましょう。

尻に火が付くの意味とは
尻に火が付くとは「事態が差し迫っており、追い詰められた状態になる。物事が差し迫ってじっとしていられない、慌てふためくさま。」という意味を持つ言葉です。
「差し迫る」や「追い詰められる」といった意味があり、危機的状況に瀕した際の表現になります。
ダイナマイトの導火線に火がつき、いよいよ爆発するというような状況を人の尻に例えています。
使い方としては「溜まっている仕事の納期が今日の午後だとわかり尻に火が付く。」といった表現が一般的です。
このように、仕事の納期が差し迫る様子や借金の返済日が近づき追い詰められるような場面で使用します。
爆発寸前や時間切れ寸前で慌てふためく様子を言い表しています。
また、同じ「尻」がつく慣用句に「尻が割れる」があります。
これは「悪いたくらみが露見する。秘密がばれる。」といった意味を持つ慣用句です。
尻に火が付くを使った文章・例文
- 借金の返済日が明日なのに金策がまったくできておらず尻に火が付く。