大船に乗ったつもりで
「大船に乗ったつもりで」という例えを聞いたことがあるかと思います。
相手に成功を誓う際や、安心してほしい時などに使われるポピュラーな表現で、日常生活からビジネスシーンまで様々な場面で使える言葉です。
ここではそんな「大船に乗ったつもりで」の意味や使い方などをご紹介していきます。
大船に乗ったつもりでの意味とは
大船に乗ったつもりでとは、「なんの心配もいらない」あるいは「安心している状態」のことを指します。
大きな船は転覆する心配がないことから、目的地まで安心して進めるという意味で使われ、頼りになるものを見つけて安心している状態のことを主に意味します。
このため、「大船に乗ったつもりでいてほしい」とは、必ず成功させるからなんの心配もいらない、と相手を安心させると同時に、成功を誓う意味になります。
そうした安心できることを大船に乗った気持ちと表現する一方で、全く頼りにならないもののことを「泥船」と表現し、失敗する可能性が高いものに対して広く使われます。
また、崩壊しそうな組織や、失敗が濃厚な状況などから離れることを表現する「泥船から逃げる」という熟語も存在します。

大船に乗ったつもりでを使った文章・例文
- 日本最強の選抜チームが集まったが、監督としてはまだまだ大船に乗ったつもりになるのは早い。
- 家のセキュリティを強化したおかげで、大船に乗った気持ちで寝ることができる。
- 過去に何度も途中で投げ出している人だけに、大船というよりは泥船で転覆するつもりでいる方がもしもの時気持ちが楽かもしれない。