糠に釘
「糠に釘」という言葉の意味や類義語、例文について解説します。
読み方は、「ぬかにくぎ」となります。
日常生活やビジネスの場など、幅広い場面で使われる言葉ですが、皆さんは、糠に釘という言葉の正しい意味をご存知でしょうか。
なんとなくこんな意味だろうと想像して使っている方も多いと思います。
間違った使い方をすると、恥をかく恐れがあるのでこの機会に意味を理解していきましょう。
糠に釘の意味とは
「糠に釘(ぬかにくぎ)」とは、「柔らかい糠に釘を打つように、手ごたえがなく効き目がないこと」という意味になります。
豆腐に鎹ということわざも同じ意味になります。
豆腐に鎹よりも糠に釘の方が一般的です。
糠に釘の類義語
- 暖簾に腕押し
- 馬耳東風
- 馬の耳に念仏
- カエルの面に水
- 泥に灸
- 沼に杭
- 石に灸
- 石に針
- 生壁の釘
- 大黒柱と腕押し
- 暖簾と相撲
糠に釘を使った文章・例文
- あの人には、何を言っても効果がない。糠に釘だ。
- 上司のアドバイスにも耳を傾けないので糠に釘だ。
- 読書に夢中で生返事ばかりの彼に話しかけるのは糠に釘だ。
- 仕事を休んでばかりの部下に説教をしたが、糠に釘で効き目がない。
- 息子に勉強しろと言っても糠に釘なので、怖いお父さんから言ってもらおう。
- 何度も同じことで注意しているのに糠に釘で直さないので腹が立つ。
- 説教をしているのに、半分寝ている。糠に釘とはまさにこのことだ。
- 三歳児を相手に理論的に説教をしても糠に釘だろう。