「武士の情け」とは?意味や使い方を解説!

「武士の情け」ということわざ・慣用句の意味や使い方について解説します。あわせて「武士の情け」の由来や類語、例文などをご紹介します。

目次

  1. 武士の情け
  2. 武士の情けの意味とは
  3. 武士の情けの由来
  4. 武士の情けの使い方・例文

武士の情け

武士の情けぶしのなさけ)」ということわざの意味や由来、使い方などについて解説していきます。

最近ではあまり使われなくなってきていることわざですが、少し違う意味で覚えている場合も多いかと思いますので、ここで改めてしっかり理解していきましょう。

武士の情けの意味とは

武士の情けの意味は「武士が自分自身より弱い者に与える恩恵のこと」を表します。

転じて、「強いものが弱いものを憐れんで温情をかける気持ちのたとえ」として使われることもあります。

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武士の情けの類語

  • お情け(おなさけ)
  • 慈悲(じひ)
  • 同情(どうじょう)
  • 哀憐の情(あいれんのじょう) など

武士の情けの由来

そもそも、この「武士の情け」ということわざはどこからきたのでしょうか。

まず、「武士」とは「武芸を修め戦(いくさ)に従った階級の人、侍」のことを指します。
書籍やドラマなどでもご存知かと思いますが、当時は切腹という怖い習わしがあり、その切腹する人に付き添ってその首をはねる役目の人のことを「介錯人(かいしゃくにん)」といいます。
介錯人は、切腹する人の苦しむ時間を少しでも短くさせるというような役目で首をはねたりします。
また、その介錯人に命乞いをするなんてこともあったかもしれません。
このことから、切腹する人などに温情をかける、または情けをかけるというような残酷なところからきているそうです。

武士の情けの使い方・例文

  1. 降格はしてもこの会社に留まれたことが、せめてもの武士の情けだと思ってくれ。
  2. ここは、彼が何をしようと追及しないでおくことが、武士の情けというものだ。

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