味噌をつける
「味噌をつける」という言葉をご存知でしょうか。
を意味する「手前味噌(てまえみそ)」や「~味噌」など、様々な熟語やことわざに用いられる味噌ですが、この場合の味噌がどういう意味になるのか、知らない方は少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「味噌をつける」について、意味や使い方、語源や類語などを詳しくご紹介していきます。

味噌をつけるの意味とは
味噌をつけるとは、「評判を落とすこと」や「面目を失うこと」を意味します。
何らかの失敗をした時や、失態を犯してしまった時に、評判を落としたり、面目を失ってしまうことを指します。
このため、誰も見ていないところで、人知れず失敗をして、そのことを誰にも知られない場合はこの言葉が当たりません。
類語には失敗することを表す「ヘマをする」や、「不覚を取る」、「ポケをやらかす」などが挙げられます。
味噌をつけるの語源
火傷などの怪我を負った際に、患部に味噌を塗ったことから、「味噌=何か失敗ごとをした際に用いられるもの」として捉えられるようになり、評判や面目を損なった時に「味噌をつける」と表現されるようになったとされています。
味噌をつけるを使った文章・例文
- プロジェクトは失敗に終わり、尽力してくれた部長に味噌をつける結果になってしまった。
- 全国大会を一度も逃したことのない監督に味噌をつけたくないあまり、選手たちは県大会の決勝でガチガチに緊張してしまっていた。
- ミスをきっちり隠蔽したつもりのようだが、偶然バレてしまい、本人の知らないところで味噌がつくことになった。