柳の下にいつも泥鰌はいない
「柳の下にいつも泥鰌はいない」という言葉をご存知でしょうか。
ほとんどの人がドジョウを獲った経験がないことから、あまりポピュラーな言葉ではありませんが、この言葉の意味を知っておくと日常生活からビジネスシーンまで広く役立つ考え方ですので、是非覚えておきたい言葉です。
ここではそんな「柳の下にいつも泥鰌はいない」ということわざについて、意味や使い方などをご紹介していきます。
柳の下にいつも泥鰌はいないの意味とは
柳の下にいつも泥鰌(どじょう)はいないとは、「幸運は何度も続かない」という意味になります。
柳の下で一度ドジョウを見つけたからといって、また同じ場所でドジョウが獲れる幸運に巡り合うとは限らないことを指す言葉です。そこから転じて、一度成功したからといって、何度も同じ方法を取るのではなく、様々な方法を試してみるべきだという意味で用いられます。
色々なやり方を行ってみるべきという意味の類語に「株を守りて兎を待つ」ということわざもあります。偶然の成功を何度もあることだと期待することや、古い考え方とやり方を通し、一向に新しい方法を模索しないことを戒める言葉としても用いられています。

柳の下にいつも泥鰌はいないを使った文章・例文
- 柳の下にいつも泥鰌はいないことを知らない彼は、一度の成功を信じて、何度も同じ方法で失敗している。
- 柳の下にいつも泥鰌はいないように、同じ木の下で必ず松茸が獲れるとは限らない。
- 同じ柳の下で泥鰌を探すのも、株を守りて兎を待つのも、未来を切り開くことには繋がらない。