「百害あって一利なし」とは?意味や使い方を解説!

「百害あって一利なし」という言葉をご存知でしょうか。聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、この記事では「百害あって一利なし」について解説します。

目次

  1. 百害あって一利なし
  2. 百害あって一利なしの意味とは
  3. 百害あって一利なしを使った文章・例文

百害あって一利なし

百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)」という言葉をご存知でしょうか?
ニュースや新聞などで見聞きしたことがある方も多いかと思います。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「百害あって一利なし」について解説します。

百害あって一利なしの意味とは

「百害あって一利なし(ひゃくがいあっていちりなし)」とは、弊害ばかりがあって利益になることは一つもないという意味の慣用句です。「弊害(へいがい)」とは、悪い影響を及ぼすもののこと。害となることは百ほどもあるのに、ひとつの利益ももたらさない物事に対して使われます。

よく使われる言い回しではありますが、いったいいつごろから使われている慣用表現なのかは定かではありません。ただ、大正時代のジャーナリスト・長谷川如是閑(はせがわにょぜかん)の著書『搦手から』に『百害あって一利のない結果に陥る』という記述があります。このことから、近代に入ってから使われ始めた表現ではないかと思われます。

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百害あって一利なしの類義語

「百害あって一利なし」の類義語には以下のようなものが挙げられます。

・有害無益(ゆうがいむえき)
 【意味】害ばかりで得るものは一つもないという意味。
 【例文】部下の邪魔ばかりして手柄は横取りするような、無能な上司ほど有害無益なものはない。

百害あって一利なしを使った文章・例文

1.煙草は、喫煙者の健康を害すだけでなく、副流煙が周囲の人にまで健康被害を与えるという、まさに百害あって一利なしの代物だ。
2.子どもへの体罰は、子どもの身体的に良くないことであると同時に、精神的苦痛をももたらすものだ。しつけのため、という大義名分をいくら掲げても百害あって一利なしであることは明白だろう。

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