昔取った杵柄
この記事では「昔取った杵柄(むかしとったきねづか)」について解説させていただきます。
みなさんはこのことわざを聞いたことはありますか?
ことわざはあまり日常生活の中で使うことが少ないので、聞いたことも無い方もいるはずです。
初めて聞いたという方も、今まで曖昧にしか知らなかった人も、この記事を参考に理解を深めていきましょう。
昔取った杵柄とは
まず昔取った杵柄の読み方は「むかしとったきねづか」となります。難しい読み方ではありませんが、「杵」や「柄」は他の読み方もあるため、間違えないように気を付けましょう。
このことわざの意味は「過去に身に着けた腕前や技など、またそれが衰えていないこと」となります。
小学校や中学校のときに熱心に取り組んだスポーツや、多くの時間をかけたデッサン技術などが大人になってもまだ衰えずに得意であることを伝えたい時などに使うことが出来る言葉です。
昔取った杵柄の類語
昔取った杵柄の類語としては『昔の勘を取り戻す』などが挙げられます。
昔取った杵柄の反対語
昔取った杵柄の反対語としては
・昔千里の今一理
・麒麟も老いては弩馬に劣る
などが挙げられます。
昔取った杵柄の由来
このことわざの由来は、「杵」とは餅をつく道具のことで、餅つきと言えば一家の大黒柱である父親などが餅をつく係とも言えます。そんな方が歳を取っても若いころに身に着けた腕前があれば歳を老いても、昔の腕前を発揮することが出来るということから生まれたことわざとなっています。
昔取った杵柄の使い方・例文
昔取った杵柄の例文についてご紹介させていただきます。
1.久しぶりに草野球に参加したが、まだまだ老いていない自分に対して、昔取った杵柄だと感じた。
2.父が昔取った杵柄で自由工作の課題を手伝ってくれた。
3.昔取った杵柄だとしても、久しぶりの出来事にはやはり戸惑う点もある。