柳に雪折れなし
「柳に雪折れなし(やなぎにゆきおれなし)」という言葉の意味について解説します。
この機会に意味を理解してみましょう。
柳に雪折れなしの意味とは
「柳に雪折れなし」という言葉の意味は、「柔軟なものは、剛堅なものよりも、よく耐えたり丈夫であったりする。」「一見弱々しく見えても、柔らかいものは、堅いものよりもむしろ強いというたとえ。」となります。
読み方は、「やなぎにゆきおれなし」です。
<由来>
しなやかな柳の枝は、どんなに雪が積もってもその重みに耐えることができ、折れることがありません。対して、堅い木はしなやかさがないため、雪の重みで枝が折れることもあります。
そこから、柔軟なもののほうが剛直なものよりも、かえって耐える力が強いということから来ています。
「柳の枝に雪折れなし」ともいいます。
柳に雪折れなしの類語
<類語>
「風に柳」「堅い木は折れる」「柔よく剛を制す」「歯亡び舌存す」「柳風にしなう」
「柳で暮らせ」「柳に受ける」「柳に風」「柳に風折れなし」「柳に風と受け流す」
「楊柳の風に吹かるる如し」
<英語>
「Oaks may fall when reeds stand the storm.」
「the soft may prove more durable than the hard」
柳に雪折れなしを使った文章・例文
<例文>
- 彼女は芯が固くて物事に動じることがなく、柳に雪折れなしというような人です。
- 彼女の座右の銘は柳に雪折れなしである。
- 彼は柳に雪折れなしという言葉がぴったりで、しなやかで世渡り上手な人です。