漁夫の利
「漁夫の利(ぎょふのり)」という言葉の意味と漁夫の利を使った文章について解説します。
最近では中高の授業などでも積極的に取り上げられることわざです。
文字の意味だけではいまいちわからないこの言葉についてしっかりと意味を理解しましょう。
今回は「漁夫の利」の意味や由来、類語などを解説していきます。

漁夫の利の意味とは
漁夫の利の意味は「二者が争っているうちに、第三者が苦労せず利益を手に入れること」を表します。
最近、若者などの間では「漁夫る(ぎょふる)」などのように使用されることもあります。
比較的色々なところで使用される言葉です。
漁夫の利の類語
- 濡れ手で粟
- 犬兎の争い
漁夫の利の由来
漁夫の利は、「戦国策」という書物にある一節が由来と言われています。
蛤(はまぐり)と鴫(しぎ)が争っているところに、漁師が通りかかり、その蛤と鴫を両方とも生け捕りにしたという話があり、それが由来と言われています。
漁夫の利の使い方・文章
- A社と争っているうちに、C社に利益を取られ漁夫の利の形となってしまった。
- 両親がラーメンかうどんを食べるかで争っていたが、どちらも譲らずパスタになった。今日はパスタの気分だった私にとってまさに漁夫の利である。