濡れ手で粟
「濡れ手で粟(ぬれてであわ)」という言葉の意味について解説します。
苦労せずに利益を得たときに、「濡れ手で粟」と言うことがあります。
皆様はこの濡れ手で粟という言葉の意味をご存知でしょうか。
この機会に意味を理解してみましょう。
濡れ手で粟の意味とは
濡れ手で粟の意味は「なんの苦労もしないで簡単に多くの利益を得ること」「骨を折らずに金をもうけることのたとえ」となります。
読み方は「ぬれてであわ」です。
濡れた手で粟をつかむと、たくさんの粟粒がくっついてくるということが由来で「濡れ手で粟の掴み取り」ともいいます。
「濡れ手に粟(ぬれてにあわ)」と書くケースも多くみられますが、本来は「濡れた手で粟をつかむ」という意味で、濡れた手に粟が勝手にくっついてしまうという意味ではないため、「濡れ手で粟」とする方が正しいです。
また、ごくまれにですが「粟」を「栗」と間違えて覚えている人もいるため、注意しましょう。
濡れ手で粟の類語・対義語
<類語>
「一攫千金」「一攫万金」「漁夫の利」
「濡れ手で粟の掴み取り」「濡れ手で粟のぶったくり」
<対義語>
「骨折り損の草臥れ儲け」「籠で水を汲む」
<英語>
「To make one's fortune at one stroke.」(一挙に産を成す)
「Make a lot of money without much effort」(たくさんの努力なしに多くのお金を稼ぐ)
濡れ手で粟を使った文章・使い方
<例文>
- カジノで大勝して濡れ手で粟の金儲けをした。
- 濡れ手で粟をつかむ勢いで会社の利益が勝手に伸びている。