着眼点
皆さんは「着眼点」という言葉をご存知でしょうか。
「目をつける点」ということで、漢字から意味を類推することが容易な言葉です。
今回は「着眼点」という言葉について詳しく解説します。

着眼点の意味とは
着眼点とは「目のつけどころ。狙い。」という意味です。
物事を判断する際に何に意識を向けるか、どういった点に関心を持つかということを表した言葉です。
「着眼点が良い・悪い」という使い方をされることが多く、「着眼点が良い」は「目のつけどころが良い」ということで、誉め言葉となります。
似た言葉に「着目点」というものがあります。意味は「着眼点」とほぼ同じと思われます。
しかし、人によっては微妙に意味が違うという説を唱えていたりします。
また「『着目点』という言葉は本来は存在せず、『着眼点』の誤用である」とする説もあったりするなど、解釈が安定しない言葉です。
「着目点」という言葉は、「気をつけて見ること。目をつける。」という意味の「着目する」という動詞から生まれた名詞と思われます。
「着目する」とほぼ同じ意味で「着眼する」も存在しており、そこからの連想で「着眼点」と対になる「着目点」という言葉ができたと考えられます。
「着目点」よりも「着眼点」の方が広く使われている単語なので、意識して言う必要がある時以外は「着眼点」のみ使う方が無難ではないでしょうか。
着眼点を使った文章・例
- 彼の魅力は着眼点の良さであり、他の教授の話からも高く評価されていることがうかがえる。
- ユニークな視点から対象に関心を寄せる、その着眼点は評価に値する。