紅葉狩り
「紅葉狩り(もみじがり)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
しかし、聞いたことがあっても、何をすることなのか、ベストなシーズンについてなど、詳しく知っているという方は少ないのではないでしょうか。そして、何故「狩り」という字が使われているのかとなると、さらにご存知の方の数は少なくなるのではないでしょうか。
ここではそんな「紅葉狩り」について何をすることなのかや、名前の由来など詳しくご紹介していきます。

紅葉狩りの意味とは
紅葉狩りとは、「紅葉を見ること」を意味します。
秋に見頃を迎える紅葉を観賞することを指し、落ちた紅葉を拾って集めたり、紅葉を枝から取ったりすることではありません。
読み方は「もみじがり」となります。「紅葉」自体は「こうよう」とも読みますが、狩りがつく場合は「もみじがり」という読み方にしかなりません。
能の演目にも鬼退治を主題とした紅葉狩りという曲が存在します。
「狩り」の由来とは
では何故紅葉を見るだけなのに、「狩り」という字が使われているかについてですが、元々は獣を狩ることを「狩り」と言っていましたが、平安貴族が紅葉の観賞を行う際に、狩りに行くと洒落で言ったことが由来だとされています。
紅葉狩りはいつ
紅葉狩りのシーズンがいつ頃なのかについても解説します。
環境の変化により毎年多少のズレはありますが、全国的に平均すると秋の深まる11月上旬から12月上旬までの1か月の間に紅葉が見頃となるため、その期間が紅葉狩りのシーズンだと言われています。
また地域によっても紅葉の時期に差があり、北海道の大雪山系が日本一早く紅葉が訪れる場所として知られています。