下部組織
皆さんは「下部組織」という言葉をご存知でしょうか。
サッカーファンの方とそうでない方では、受ける印象が違う言葉だと思われます。
「ユース」や「アカデミー」などの言葉の方が一般的ですね。
それぞれの意味や対義語など、詳しく解説します。

下部組織の意味とは
下部組織とは、一般的には「特定の団体や組織の下に置かれる組織」という意味です。
対義語は「上層部」などです。
プロサッカーの世界においては、「若手選手の育成を目的として各クラブが設けた組織」のことを指します。
「アカデミー」や「ユース」とも呼ばれる、志願者を少年期から育成して優秀な選手に成長するよう指導する組織です。
特に力を入れている国は細かく年代別に分けて育成しているイタリア、世界認知度が高いアヤックス・アカデミーを擁するオランダ、「カンテラ」という通称で呼ばれるアカデミーを持つスペインなどです。
なお、この「カンテラ」は照明器具のことではなく、「石切り場」という意味です。
日本ではプロチームに入るための道筋として、高校の部活から目指す場合と、プロのクラブが運営する下部組織での育成を経る場合の二つの道があります。
プロのクラブユースには年代別にU12、U15、U18の三種類が存在しており、それぞれ学校に通いながらプロチームの指導の下でサッカーの技術などを学ぶことができます。
下部組織の使い方・例文
- 努力の甲斐あって、憧れのチームの下部組織に入ることができた。
- 下部組織出身の選手は、チームになじむのが早いらしい。