紛うことなき
「紛うことなき」という言葉に就いて解説します。
みなさんはこの「紛うことなき」という言い回しを見聞きしたことはあるでしょうか。
「これがこの事件の紛うことなき真相である」といった感じで使われるこの言葉ですが、現代では少し堅くて、古い言い回しになってしまった感があるかもしれません。
とはいえ、日常会話の中では使うことは少なくなったものの、シーンによっては度々登場する言葉なので、覚えおくと良いでしょう。
ここでは、そんな「紛うことなき」という言葉について、意味や使い方などを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、きちんと整理・把握してみてください。
紛うことなき(まがうことなき・まごうことなき)の意味とは
紛うことなき(まがうことなき・まごうことなき)とは「他のものと取り違えることのない」「疑う余地がない」「明らかな」といった意味で用いられる言い回しとなっています。
より本源的な言い方としては「紛う方なき」と言われていますが、紛うことなきも誤りではありません。意味は同じです。
紛うことなきは、紛れることがない=取り違えることがないとなり、そこから明らかな、疑いのないといった意味に広がったと言われています。
発音する時は「まごうことなき」と言う方が一般的かもしれません。

紛うことなきを使った文章・例文
- メジャーリーグで活躍する二刀流の彼は紛うことなき怪物だと言えるだろう。
- あのアニメはキャラクターこそ萌え系だが、その本質は紛うことなきシリアスミステリーだ。
- この方こそが、紛う方なき将軍様である。