邂逅
「邂逅」という言葉の読み方や意味、使い方について解説します。
読み方は、「かいこう」となります。
この「邂逅」という言葉は、漢字が複雑で読み方も難しく、日常会話やビジネスの場でも使う機会が少ないので、耳馴染みがないという方が多いのではないでしょうか。
文学作品のタイトルや作品中の文学的な表現としては用いられることがあります。
文学が好きな方や、年配の方は意味もご存知かもしれません。
今回は、「邂逅」について詳しく解説するので、この機会に深く知っていきましょう。

邂逅の意味とは
「邂逅(かいこう)」とは、「思いがけない出会い。偶然めぐりあうこと。」という意味になります。
また、運命的にめぐりあうことに対してもこの「邂逅」という言葉を使います。
運命的な出会いは人に限らず、思想や芸術、未知との出会いといった場合も指します。
冒頭でもお伝えしたように、この「邂逅」という言葉は、日常生活で使う機会はあまりありません。
小説などの文学作品の中で、表現の幅を持たせるために使われることが多いです。
日常会話の中で使うのも間違いではないですが、気取った印象になったり大げさと捉えられたりすることもあるので、注意が必要です。
邂逅を使った文章・例文
- 文学好きの彼は、図書館で一目ぼれした女性との出会いを邂逅だと興奮気味に話す。
- お嬢様育ちの彼女は、ある男性との邂逅によって価値観がまるっきり変わったそうだ。
- 偶然、立ち寄った喫茶店で幼い頃に家を出た父親と邂逅するとは夢にも思わなかった。