八面六臂
皆さんは、「八面六臂(はちめんろっぴ)」という言葉をご存知でしょうか。
「八面六臂の活躍」という言葉もありますが、難しい言葉なので、知らない人も多くいると思います。
この記事では、「八面六臂(はちめんろっぴ)」の意味と語源、使い方、例文を解説させていただきます。

八面六臂の意味とは
「八面六臂(はちめんろっぴ)」とは、
「多方面に活躍する」
「一人で何人分もの働きをする」という意味があります。
「面」は「顔」、「臂」は「腕」「肘」という意味を持つ漢字です。
語源は阿修羅(あしゅら)など、三つの顔(三面)に六本の腕(六臂)を持つ仏像を、多方面に活躍するというイメージから「三面六臂(さんめんろっぴ)」という言葉ができました。
「三面六臂」が「八面六臂」になった理由ですが、「八面」が「あらゆる方向」を意味する為、「三面」よりも幅広く活躍できるというイメージでそちらに変化していったとされています。
八面六臂の使い方・例文
ここで、「八面六臂(はちめんろっぴ)」を使った例文をご紹介します。
1.モデルに俳優に歌手に、八面六臂の活躍を見せる芸能人。
2.彼はいつもサッカー部の助っ人と野球部の助っ人、バスケ部の助っ人までこなす、まさに八面六臂の大活躍をしている。
3.どうやら私は八面六臂な活躍をしていると噂されているらしい。
4.普段は目立たない彼女だが、裏では自分の能力を活かし八面六臂に活躍しているらしい。
5.将軍の側近は八面六臂の活躍をしながらも、将軍の女癖に悩んでいた。