已己巳己
皆さんは「已己巳己」という言葉をご存知でしょうか。
全部同じ漢字に見える?いいえ、違います。
「いこみき」と読みます、と言っても、何のヒントにもならないでしょう。
これは、文字の形を利用した面白い言葉遊びなのです。
已己巳己の意味とは
已己巳己とは「互いに似ている、見分けにくいものをたとえて言う言葉」です。
読み方は「いこみき」です。
一文字目の「已」は「い」と音読みし、訓読みは「や・む」「すで・に」「のみ」「はなは・だ」です。
意味は訓読みの通りです。
三画目が一画目と二画目の間から始まっているのが特徴です。
二文字目と四文字目は同じ漢字で「己」です。
音読みは二文字目の「こ」と四文字目の「き」、訓読みは「おのれ」、意味は「自分」です。
三画目の始点は二画目の始点と重なっています。
三文字目は「巳」、読みの「み」は実は訓読みであり音読みは「し」で、「十二支のへび」を表す漢字です。
三画目は一画目の始点に重なる位置から始まっています。
以上の通り、三つの漢字は全くの別物ですが非常に形が似ています。
三画目がどこから始まっているかというわずかな違いだけであり、それぞれの意味や読み方を理解していたとしてもとっさに見分けるのは困難です。
二文字目と四文字目は同じ漢字でありながら読み方が違うという点も拍車をかけています。
このように「そっくりで見分けにくいもの」を漢字の形で例えるという、面白い比喩表現が「已己巳己」なのです。
已己巳己を使った文章・例
- あの双子は一卵性双生児なので、まさに已己巳己だ。
- 愛犬を公園で散歩させていたら、已己巳己な犬を連れた人がやってきた。