誠心誠意
「誠心誠意」という言葉について解説します。
日常やビジネスシーンなどでも使うことがある言葉ですが、よく見聞きするのは不祥事などのニュースにまつわる話題の時ではないでしょうか。
「誠心誠意をもって対応させていただきます」と言いながら頭を下げる役員という構図などは既視感があるかもしれません。
そんな割と重たい話題で登場することが多い「誠心誠意」という言葉なので、
間違った使い方や誤解などをしないようにここできちんと整理してみましょう。
意味や使い方、勘違いしがちなことなどを紹介していきますので、ぜひご覧になってください。
誠心誠意の意味とは
誠心誠意とは「うそいつわりなく、真心をもって物事を行うこと」という意味の言葉になっています。
先ほど出てきた 誠心誠意をもって対応させていただきます。と言った場合「心の底からまごころをもって対応する」という意味になります。
それぞれ
誠心 =この上ないまごころ
誠意 =私利私欲をはなれ正直にまじめに事にあたること
という意味を持った言葉がくっついた言葉ですので、相当重い意味をもっているといえます。

誠意努力は間違い?
誠意努力という言葉はないので、まごころを込めて努力するという意味ならば「誠心誠意努力する」と言った方がよいですが、
鋭意努力と混ざって覚えてしまっている方も少なくないようです。
鋭意努力(えいいどりょく)は「気持ちを集中させて努力すること」という意味の言葉なので、
こちらの意味を言いたくて 誠意努力 というのは間違いです。
注意してみてください。
誠心誠意の使い方・例文
- 誠意という言葉を連発しすぎて、誠心誠意が伝わらなかったタレントが昔いたようだ。
- 誠心誠意を込めたおもてなしをさせていただきます。