迂闊
「迂闊(うかつ)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います。
「彼には迂闊なところがある」や「この場で迂闊にものは言えない」など、日常生活をはじめとして様々な場面で使われる言葉で、聞いたことがあるどころか使ったことがあるという方がほとんどなはず。
また、意味を知っている方の中にも、もう一つの意味については知らないという方も少なくないのではないでしょうか。
ここではそんな「迂闊」について意味や使い方などをご紹介していきます。
迂闊の意味とは
迂闊(うかつ)とは、「ぼんやりしていること」や「注意が足りないこと」を意味し、他にも「物事について詳しくないこと」も意味します。
歩いていたら電信柱にぶつかったり、足元に物があることに気づかずにつまづいたり、日常生活で注意力が散漫になっていることや、スポーツや勝負事などで作戦もなく安易に攻めることなど、「不注意なこと」に対して幅広く用いられます。
また「無知」や「浅学」に近い意味合いで、ある事柄についてあまり知らないことについても迂闊が用いられます。ただ、そうした意味合いで用いられることはあまりありません。
迂闊の使い方・例文
- しっかりものに見えて、忘れ物や聞き間違いが多いなど、実はちょっと迂闊なところが逆に彼女の魅力となっている。
- 残り1分を切ったところで、チームメイトの1人が迂闊なシュートを繰り返し、逆転を許してしまった。
- ネット社会においては、例え売れないタレントといえど、迂闊にものを言えない時代になった。