面目ない
「面目ない(めんぼくない・めんもくない)」という言葉をご存知でしょうか?
口癖のように使う方がいたり、わりと頻繁に使われる言葉です。ちょっとした謝罪の言葉として使われる場面を見聞きする方も多いかもしれませんね。
では、いったいどういう意味なのでしょうか。
今回は「面目ない」について解説します。

面目ないの意味とは
「面目ない(めんぼくない・めんもくない)」とは、恥ずかしくて顔向けできない、合わせる顔がない、という意味の言葉です。
「面目」というのは、世間や周囲に対する体面や立場のこと。つまり、体面や世間体がわるい、立場がないというのが「面目ない」という状態です。
面目ないの対義語
では、「面目ない」の反対の意味の言葉とはどういうものなのでしょうか。
それは、「面目が立つ(めんぼく・めんもくがたつ)」という言葉になります。
「面目が立つ」とは、名誉が傷つかずに体面が保たれる、という意味です。
「面目が立つ」の使い方・例文
・君の起死回生のアイディアのおかげで、窮地を脱することができたよ、これで私の面目も立つというものだ。
面目ないの類義語
「面目ない」の類義語には以下のようなものが挙げられます。
・合わす顔がない
【例文】面接の約束をすっぽかしてしまって、これでは紹介してくれた上司に合わす顔がないよ。
・立場がない
【例文】これでは私の立場がないじゃないか、どう責任を取ってくれるんだ。
面目ないを使った文章・例文
1.今日の飲み会の幹事のくせに遅れることになるとは、ほんとに面目ない。
2.面目ないと思うのならば、今後こんな失敗は二度としないことだ。