難癖
皆さんは「難癖」という言葉をご存知でしょうか。
比較的認知度の高い言葉ですが、読み方にも意味にも意外と「癖」があるのです。
今回は「難癖」という言葉について詳しく解説します。
難癖の意味とは
難癖とは「非難すべき点。悪い所。」という意味です。
読み方は「なんくせ」です。「なんへき」ではありませんので注意が必要です。
音読みと訓読みの組み合わせ、いわゆる「重箱読み」となっています。
他人の「難癖」を指摘することを「難癖を付ける」といいます。
しかし単に「難癖」と言うと上記の通りの意味なのですが、「難癖を付ける」とすると「些細な欠点や失敗を大げさに取り上げて責め立てる」という意味になります。
動詞が「言う」「告げる」などではなく「付ける」であることから、あえて指摘するほどでもない些細なことを大げさに言うことで相手の過失を強調するといったニュアンスが伝わってきます。
同じように「言う」ではなく「付ける」を動詞に使う言葉に「いちゃもん」があります。
意味は「言いがかり。筋の通らない文句や主張」です。
「難癖」と同義とする辞書も多くありますが、厳密には「難癖」は大なり小なり「実際に存在する欠点やミス」であり、「いちゃもん」は「全くの事実無根な主張」を含むという違いがあります。
しかしあまり使い分けられていないのが現状であり、「難癖」の方が「いちゃもん」の意味に寄っている状態です。
難癖を使った文章・例
- 駐車場に車を停めたら、隣の車の持ち主からこちらに寄りすぎて狭いと難癖を付けられた。
- 同僚は私の企画書に難癖を付けてきたくせに、会議ではそれにそっくりな内容のプレゼンをしていた。