束の間
「束の間」という言葉の意味や使い方、類語について解説します。
この「束の間」という言葉は、一般的に使用される言葉なので、耳なじみのある方も多いのではないでしょうか。
読み方は「つかのま」です。
今回は、語源についても解説するので、この機会に「束の間」について深く知っていきましょう。
束の間の意味とは
「束の間」という言葉の意味について解説します。
束の間とは「ごく短い間。ちょっとの時間。」という意味を持つ言葉です。
使い方としては「長時間作業の中で、束の間の休憩を取る。」や「遠距離恋愛の二人は、束の間のデートを楽しむ。」といった表現が一般的です。
また、この「束の間」という言葉の語源についても解説します。
束の間という言葉の中にある「束」とは、上代の長さの単位のを指しています。
1束とは、およそ指4本分の幅です。
したがって、たった一握りほどの短い幅を指しています。
これが時間の長さに転じて「束の間のひと時」といった使い方をするようになりました。
束の間の類語
束の間という言葉の類語には、以下のような言葉があります。
- 一時
- 一刻
- 寸時
- 分陰
- 寸刻
- 短時間
- 瞬く間
束の間と同様「~の間」という言いまわしの言葉なので、合わせて覚えておくとよいでしょう。
束の間を使った文章・例文
- 福岡と青森で遠距離恋愛の二人は、3か月に一度だけの束の間のデートを惜しむように楽しんだ。
- 納期が迫った建築現場では長時間作業が続いており、作業員たちは束の間の休憩で体の疲れを癒していた。