恭しい
「恭しい(うやうやしい)」という言葉はときどき聞く言葉ですね。人の態度について評する言葉の一つで、日常会話ではあまり使うことがないのでなじみの薄い言葉です。
好んで使う人もいますし、使い方によっては失礼になってしまうこともある言葉なので、意味や使い方を知って恥をかかないようにしたいところです。
この記事では、「恭しい」の意味や使い方、読み方や類語を紹介します。

恭しいの意味とは
「恭しい」は「うやうやしい」と読みます。普段あまり使うことのない漢字を使っているため、読み方を間違えないように注意したいですね。
「恭しい」の意味は「丁寧で礼儀正しい様子」のことです。普通の丁寧さや礼儀正しさよりも強い意味があり、何かの儀式に参列している際の態度や、大きな敬意を示さなければならない場面での丁寧さに通じます。
「恭しく(うやうやしく)」の形で使うことも多いです。恭しく振る舞うという形で使っていることを聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
「恭しい」は相手を相当持ち上げる印象を与えるため、安易に「恭しく」接することは避けた方がよいでしょう。また、自分の振る舞いに対して「恭しく」をつけることも、相手に不快感を与える可能性があるので注意が必要です。
恭しいの類語
- 礼儀正しい
- 丁寧
恭しいの使い方・例文
- 普段は顔を見せない会長が社にいらっしゃるとあって、社員一同恭しく振る舞った。
- 位の高い聖職者が登壇するとあって、儀式の参列者は全員が緊張した面持ちで恭しく礼をしていた。