お小言
「お小言」という言葉をご存知でしょうか?
「お小言」といえば、漫画「ドラえもん」で、のび太君がママに叱られているところをイメージする方も多いのでは。
今回は、そんな「お小言」の意味や読み方・使い方について解説します。
お小言の意味とは
「お小言」の読み方は「おこごと」。
「小言」に丁寧語の接頭語「お」を付けた言葉です。
「不平・不満や文句をぶつぶつ言うこと」という意味です。
「お小言を言う」「小言を並べる」などと使います。
・お小言を言う【咎める、文句を言う、責め立てる】
(使い方)あいつは行動に移さず、お小言を言うばかりだ。
・小言を並べる【繰り返し文句を言う、不満を並べる】
(使い方)いちいちそうやって小言を並べたところで聞きやしないさ。
また、「細かいところをいちいちあげつらって叱ること」。のび太君の例はこちらですね。「お小言を食らう」とか「お小言をいただく」などと使います。
・お小言を食らう【説教をされること】
(使い方)またそんないたずらばかりして。
お姉ちゃんにお小言を食らっても知らないから。
・お小言をいただく【叱責されること】
(使い方)お父さんにまたお小言をいただいちゃったよ。

「お小言」の類語
「お小言」の類語には以下のようなものがあります。
・不平を言う
・苦情を言う
・文句を垂れる
・口うるさい
・くどくど言う
・ガミガミと叱る
・苦言を呈する
・たしなめる
・駄目出し
お小言の使い方・例文
1.また仕事の愚痴かい?いちいちお小言を聞かされる僕の身にもなってくれよ。
2.祖母が母に何事かお小言を言うたびに、家の中の空気が重苦しくなっていった。