助け船の意味とは
皆さんは「助け船」という言葉をご存知でしょうか。
困っている人を助けるものという文字通りの意味ですが、どうして「船」なのでしょうか?
今回は「助け船」という言葉について詳しく解説します。
助け船
助け船とは「水上での遭難者を救うために出す船のこと」という意味です。
そこから転じて、「人が困っているときに助けるもの」という意味でもあります。
自分が困っている人を助ける場合は「助け船を出す」、逆に助けられるときは「助け船が現れる」という形で使われることが多いです。
この言葉が使われる状況は、もともと予定されていた助力ではなく、打つ手がなくなり困っている人へ思いがけず与えられる助けといった場面です。
水の上、より詳しく言うならば海や川などの場所で窮地に陥れば身動きが取れず命に関わります。
自分ではどうすることもできなくなった時、思わぬところから「助け船」が現れれば、まるで天からの救いのように感じるでしょう。
このような命に関わる状況でなくても、自分ではどうしようもない危機に見舞われる場面というのは日常にいくらでも存在します。
「もうだめだ」と思ったその時、誰かが「助け船」を出してくれたら、やはり同じような感謝の気持ちになるのではないでしょうか。
逆に、「助け船」を出す側となる場面も少なくないものです。
他の人のピンチを察知したら、適切な「助け船」を出せるようになりたいですね。
助け船を使った文章・例
- 隣の席の生徒が先生に当てられ、答えられなさそうだったのでこっそり助け船を出した。
- 彼には以前助け船を出してもらったので、改めてお礼を言った。