紙一重
「紙一重(かみひとえ)」という言葉を一度は聞いたことがあるかと思います
「紙一重のところで勝利を逃した」や「紙一重の差で彼の方が優れている」、また、「バカと天才は紙一重」という言葉も一度は聞いたことがあるはず。
ここではそんな広く使われている「紙一重」について、意味や使い方などを詳しくご紹介していきます。
紙一重の意味とは
紙一重とは、文字通り「紙一枚ほどの違い」のことを意味します。
薄い紙を一枚隔てただけの違いのことを指します。陸上競技やモータースポーツなど、コンマ数秒の違いが勝敗を分ける場で主に用いられます。他にも、ほとんど差がなく、あえて優劣をつけなければならない場合など、判断の難しいことを表す際にも用いられます。
また、「バカと天才は紙一重」とは、バカと天才を隔てるものは、ほんの少ししかないことを意味しています。ちなみにこの言葉には様々な解釈が存在し、素晴らしい功績を残した人物であっても、見方によってはバカにも天才にも見えることや、一見バカに思えることに着目する思考を持った人物が天才であるなど、両者を隔てる言葉と、両者は同じだという両方の意味を持つとされています。

紙一重を使った文章・例文
- 紙一重の差で特許を逃し、研究に捧げた十年という時間と、巨万の富、名声とが一気に泡と消えた。
- 逆の展開になっていてもおかしくない紙一重の勝負だったが、勝ちは勝ちだ。
- バカと天才は紙一重というが、うちの教授は日ごとにバカと天才が入れ替わる変人だ。