本望
「本望」という言葉について解説します。
「そうなれば本望です」「武士の本望でござる」といった感じで使われるこの「本望」という言葉ですが、みなさんも色々な場面で見聞きしたことがあると思います。
この言葉の意味はおおよそ把握しているとは思いますが、ここで一度きちんと整理し直してみてはいかがでしょうか。
ここでは、本望の意味や使い方はもちろんのこと、本望と本意の違いなども紹介していきます。
ぜひ最後までご覧いただき、しっかりと理解してみてください。

本望(読み方・ほんもう)の意味とは
本望(読み方・ほんもう)とは
- 本来の望み、元から抱いている志。本懐。
- 望みを達成して満足であること。
そうなれば本望です。は2番の意味。武士の本望でござるは1番の意味で使われていることが分かるのではないでしょうか。
時代劇の場合、本望の代わりに本懐の方が使われることもありますが、現代語調に本望としていることも多いようです。
本望と本意の違い
本望と本意の二つの言葉は、似ていることもあって意味がごっちゃになってしまいがちなので、ここで整理してみましょう。
本望の意味は「本来の望み」ですが、本意の意味は「本当の気持ち」となります。
「望み」と「気持ち」では意味が異なるのが分かると思います。
間違いやすい言葉なので、きちんと押さえておくと良いのではないでしょうか。
本望の使い方・例文
- 憧れの東大に入ることができたなら本望だ。
- 痩せた土地を豊かな森にしたい。彼の願いは何十年もかかってしまったが、遂に本望を遂げた。